屋根材が雪止め機能と一体型になったスノーストッパールーフという屋根材で、年数も経っており連結部の防水テープやコーキングが劣化して漏水により角の軒天が腐食していました。
軒先部分は特に雪の負担が大きいので連結部が雪の重みで倒れていました。
倒れてしまうと、雪が滑りやすくなるので雪止めの効果が低下します。
外観からはわかりませんでしたが、外周の破風板金を撤去すると長年の漏水により破風板と軒天下地の木材が腐食していました。
痛んだ木材は交換して外周の破風板金は全交換としました。
屋根材は雪止め機能が一体型の横葺210Sへ仕様変更しました。
横葺210Sは既存の屋根材より安価で施工でき、連結部が倒れることもなくて既存屋根材より雨水の浸入ヵ所が少ないです。
当社では勾配があって雪を落としたくない建物には横葺210Sを提案しております。
横葺の連結部から錆が発生して、錆移りしていました。
既存と同じ横葺で貼り替えました。
横葺の連結部から錆が出てくる場合は、塗装工事では連結部の中の錆が発生している部分までペンキを塗ることが難しいので、塗装をして綺麗になってもすぐに連結部から錆がでてくる場合があります。
塗装では効果が無い場合があるので、塗装をする前に点検等ご相談ください。
勾配の緩やかな屋根で軒先の破風が外れてしまい、軒天にも漏水の跡がありました。
破風板の木材もは腐っていたので交換して、破風と軒天も板金で施工しました。
軒先の淀水切は箱型の形状にして、水が切れるように細工しました。
フラット屋根形状で軒先の軒天だけが痛んでくる物件は先端部分のみで漏水している場合が多いです。
屋根本体を葺替しなくても修繕できる場合もありますので、ご相談ください。
雪の重みで軒先の垂木(屋根下地)が折れてしまいました。
この形状は2段階の屋根になっていて急勾配面より上の屋根の雪もこっちの方向に雪が落ちてくるので、軒先が低いと地上と雪が繋がってしまい軒先に不可が掛かって折れてしまう場合があります。
元々の屋根板金の状態が良くて錆も発生しておらず、急勾配の屋根だったので軒先で平板板金連結の仕様で施工しました。
勾配が緩かったり、既存の板金が痛んでいると軒先のみでの工事は難しいですが、条件によっては今回のような形で費用も最低限で施工できる場合があります。
ガラスの屋根で、雪の重みでヒビが入っていました。
既存屋根上に木下地施工後、平成ルーフ葺きの仕様で施工しました。
ガラス屋根は雪落としの際に鉄スコップが当たっただけでも割れてしまうことがあります。
住宅本体の屋根の雪が風除室上に落ちるような形状の場合は、特に注意が必要です。